下記の論文が発表されました。
「A prospective evaluation of diagnostic performance of a combo rapid antigen test QuickNavi-Flu+COVID19 Ag」
Yuto Takeuchi, Yusaku Akashi, Yoshihiko Kiyasu, Norihiko Terada, Yoko Kurihara, Daisuke Kato, Takashi Miyazawa, Shino Muramatsu, Yuki Shinohara, Atsuo Ueda, Shigeyuki Notake, Koji Nakamura, Hiromichi Suzuki
J Infect Chemother. 2022 Jun;28(6):840-843. doi: 10.1016/j.jiac.2022.02.027. Epub 2022 Mar 7.
○ Summary
・鼻咽頭検体のリアルタイムRT-PCR(感染研法)を基準検査とし、鼻咽頭検体(1510検体)および鼻腔検体(862検体)を用いてクイックナビ-Flu+COVID19 Agの診断性能を前向きに評価。
・クイックナビ-Flu+COVID19 Agはクイックナビ-COVID19 Ag(従来品)の15分から10分に診断時間を短縮。一つのキットでSARS-CoV-2とインフルエンザウイルスA/Bを同時に検査可能。
<SARS-CoV-2>・鼻咽頭検体…感度80.9%、特異度99.8%
・鼻腔検体…感度67.8%、特異度100%
※鼻咽頭検体で抗原陽性・PCR陰性例が3件あったものの、1件は同日に追加した鼻咽頭検体でPCR陽性が確認され、初回のPCR陰性は検体採取不良が考えられた。
<インフルエンザウイルス>
・研究期間中にリアルタイムRT-PCRで検出例なし、クイックナビ-Flu+COVID19 Agでも陽性例なし