寺田教彦先生が筆頭で英文論文が発表されました。
「Prospective study of three saliva qualitative antigen testing kits for the detection of SARS-CoV-2 among mainly symptomatic patients in Japan」
Norihiko Terada, Yusaku Akashi, Yuto Takeuchi, Atsuo Ueda, Shigeyuki Notake, Koji Nakamura, Hiromichi Suzuki
J Infect Chemother. 2023 Jul;29(7):654-659. doi: 10.1016/j.jiac.2023.03.005. Epub 2023 Mar 7.
○ Summary
・エスプライン(富士レビオ)、イムノエース(タウンズ)、クイックチェイサー(ミズホメディー)の3種を評価
・471検体の唾液検体(陽性145)を鼻咽頭検体に加えて同時採取し、生検体で評価(96.6%)
・鼻咽頭と比較し唾液のウイルス量は1/100, 結果として、抗原検査の感度はそれぞれ44.8%(イムノエース)、57.2%(エスプライン)、60.0%(クイックチェイサー)であった。唾液中の高ウイルス量については適切に検出。
→唾液抗原定性検査は唾液中の高濃度の抗原を検出できることができることが確認。早期復職前のスクリーニング検査などで有用と考えられる。